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  • ITスペシャリスト(インフラ)

セキュリティ領域の知見を深め、
全社的な意識改革を率先する立場になる。

  • M.O
  • デジタル推進1部
  • 工学部 情報システム工学科卒
  • 2021年入社
Career Path
学生時代
工学部情報システム工学科でロボット車椅子について研究。
1~2年目
アプリケーション実行基盤を担当する部署に配属。クラウドプラットフォームやセキュリティについて研修を受ける。
2~3年目
社内システム(社員検索システム)の維持管理、拡充改善に携わる。
3年目~現在まで
アプリケーション実行基盤の維持管理、拡充改善に携わる。

「誰かを支えたい」という気持ちが原動力

入社するまでの私の経歴を振り返ると「支える」という単語が浮かんできます。そう思えるのには、2つ理由があります。1つ目は、音楽祭でのピアノ演奏です。私はピアノを10年以上続けており、学校で音楽祭があるたびにクラス全体の合唱を支える演奏を担当していました。自分の演奏でクラスを支えられることに喜びを感じていたのだと思います。2つ目は、大学と大学院で取り組んだロボット研究です。自動で動く車椅子の開発に取り組み、同行者との移動の負担を減らす追従機能の実装プログラムの開発などを行っていました。

数ある研究テーマから自動車椅子を選んだのも、誰かを支えたいという想いから。仕事でも誰かを支えていきたいと考え、インフラ系のシステムを手掛けている会社を中心に就職活動をしていました。東京ガスiネットを選んだ理由は、雰囲気の良さでした。説明会や面談で出会った社員さんの対応が丁寧で、ここでなら安心して働けると思えたのです。

技術だけでなく、思考方法も学べた新人時代

入社して驚いたことがありました。20名を超える同期がとても個性豊かだったのです。一緒に研修を受けていく中で、技術力が高い人、鋭い洞察力を持つ人、コミュニケーションに長けている人、まとめ上げるのが上手な人など、様々な個性が見えてきました。3カ月の研修で同期との距離がぐっと縮まり、今では仕事やプライベートのことなど、なんでも相談し合える良き仲間たちです。

研修後の初配属は、デジタル推進1部で、なかでも当社のアプリ開発・運用を支える基盤を担当するグループでした。その基盤の一つである、アプリケーション実行基盤の維持管理・拡充改善を担うチームに配属されました。私がまず担当したのは、社内からのアプリケーション実行基盤に対する疑問や相談に応えていくという業務でした。当時はアプリケーション実行基盤への理解が乏しく、簡単な質問にも回答できずに苦戦していました。そんな私に先輩が「まずは質問者が困っている原因をしっかりと把握してみよう」とアドバイスをくれたのです。原因を掴めるようにヒアリングしていくと、質問している方のアプリケーション実行基盤への理解度や技術のレベルもわかるようになり、どこから説明を始めれば良いかがわかり、的確な返答ができるようになっていきました。新人の私にとってサポートしてくれる先輩がいたのは、とても心強かったです。

社内のセキュリティ意識を高めていく

3年目の現在もデジタル推進1部に所属しています。今の担当は、東京ガスiネットが管理しているシステムのクラウド化です。東京ガスは歴史のある企業なので、運用中のシステムの中には古くに利用開始されたものがあります。それらをクラウド化し、業務の効率化を進めるのが私のミッションです。

クラウド化を推進するうえで、一番力を入れているのが、東京ガス全体のセキュリティ意識を上げること。効率化と同じくらいに、大事な情報資産をサイバー攻撃から守ることも、基盤部門の大切な役割なのです。このグループを起点に、会社全体のセキュリティ意識を高めていければと思っています。

私はもともとシステム開発には知見がありましたが、セキュリティの重要性や運用上のリスクなどはあまり理解できていませんでした。先輩たちのセキュリティの議論や見解を聞くたびに、そこまで考えないといけないのかと、驚きと発見がありました。東京ガスiネットは、社内外の研修が充実しており、セキュリティの基礎技術や情報セキュリティマネジメントなどの研修を受けて、少しずつ着実に知識を増やすことができています。入社するまでセキュリティ技術は未経験だったからこそ、みなさんが躓くポイントを理解しているはずです。そういった自分の背景を活かしながら、一人でも多くの社員のセキュリティ意識を向上させていければと思っています。

基盤のプロフェッショナルに

実は、もともとアプリケーションの開発に携わるのが希望でした。大学と大学院でシステム開発をしていたことや、仕事の成果が目に見えた方が、モチベーションが続くだろうと思っていたからです。

基盤の担当になったときは、正直少し地味かもと思っていました。ですが、セキュリティ領域など、未知の技術を吸収していけることがすごく楽しく、基盤の担当でよかったと思えています。分からないことは先輩たちが「Oさんはどう考えた?」「どうするのが良いと思う?」といったようにディスカッションありきで指導してくださるので、自分の意思を発言する力も養われました。今は1日でも早く基盤のプロフェッショナルになれるよう、手を動かしながら頭と体でたくさんの知識を身につけていきたいと思っています。

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